バナナは痩せる？太る？栄養素やダイエット効果について

バナナは痩せるのか、それとも太るのか、栄養素やダイエットの効果について誰もが気になるところです。
栄養面を確認すると1本あたりのカロリーは90Kcal弱で、これは食パン1枚の半分以下とかなりヘルシーです。
しかも腹持ちが良くて満足感もありますから、カロリーだけに着目するなら食パン1枚よりもダイエットに向いているといえるでしょう。
一般的にはビタミンやミネラルなど、基本的な栄養素が多く含まれていることで知られます。
その為、食生活に加えると複数の栄養素を効率的に摂取することができます。

1 余分な水分の排出に欠かせないカリウム
2 レタス並の食物繊維が含まれている
3 バナナに含まれる糖質について
4 バナナの栄養素についてさらに詳しく
5 まとめ

余分な水分の排出に欠かせないカリウム

バナナを代表する栄養素といえば、余分な水分の排出に欠かせないカリウムが挙げられます。
カリウムは高血圧やむくみの解消に役立ちますから、むくみで太って見える悩みを抱えている人に朗報です。
ちなみに、運動で筋肉が痙攣する症状を防ぐ働きも併せ持つので、筋肉が痙攣気味の人にもおすすめです。
カリウムの含有量は、同量を摂取するとリンゴやみかんを上回り、いちごの約2倍で人参やごぼうすらも上回ります。
圧倒的なカリウムの含有量に加えて、ビタミンB11やB2にB3とB6、葉酸やマグネシウムにポリフェノールと嬉しい栄養素が満載です。

レタス並の食物繊維が含まれている

更にはレタス並の食物繊維が含まれていますから、便秘の改善や血糖値の上昇を防ぐ効果に期待できます。
便秘は太る原因の1つでダイエットを妨げますから、お通じを改善する意味でもバナナの積極的な摂取はおすすめとなります。
含有される食物繊維の量は可食部100gあたり1.1gですが、これはトマトやみかんの1.0gを上回り、レタスと同等の数字です。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維共に豊富で、食べ過ぎによる太る可能性を抑えてくれます。
勿論、食物繊維の働きにも限界はありますが、適量を摂取することで栄養素の吸収が抑制されたり、逆に痩せやすい体質が手に入れられます。
水溶性の食物繊維は水分の吸収して排出を促す、便秘改善に繋がる食物繊維です。
またコレステロールの吸収も抑制されますから、太りやすさや病気のリスクを回避するのに役立ちます。
対する不溶性食物繊維は満腹感を与えてくれる食物繊維で、腸に留まる内容物を吸着して排泄を促します。
つまり、腸内を綺麗にお掃除してくれるイメージですから、体の内側からダイエットの効果や痩せる結果に期待させてくれます。

バナナに含まれる糖質について

バナナにも糖質は含まれますが、吸収が最も早いブドウ糖だけでなく、果糖やショ糖といった複数の糖類で構成されています。
この異なる糖質によって、エネルギーの吸収スピードに差が生じますから、結果的に持続的なエネルギーの供給源となるわけです。
エネルギーチャージに最適な食品といわれていますが、それと同じくらいに腹持ちが良くて、長時間活動するのに適した食品でもあります。
ダイエットにおいては、食事制限の際のエネルギー摂取におすすめの食品ですし、小腹が空いた時のおやつ代わりにもおすすめできます。
当然ながら食べ過ぎは太る原因になるので、1本を少しずつ良く噛んで味わうようにしたいものです。

バナナの栄養素についてさらに詳しく

栄養素に着目すると、糖質の代謝やむくみの改善、疲労回復にも繋がるビタミンB1が豊富だったり、脂質の代謝に欠かせないビタミンB2も沢山含まれていることが分かります。
ナイアシンの名前で知られるビタミンB3は体内でエネルギーを生み出すのに役立ちますし、ビタミンB6はたんぱく質を代謝するのに必要な栄養素です。
このように糖質と脂質、たんぱく質と3大栄養素の代謝に欠かせない栄養素が全て入っているので、エネルギーの供給だけでなく代謝にも有用な食品となっています。
豊富なビタミンB類は美容にも役立ちますし、肌のキメやシミ・しわの改善にも期待が持てます。
美容に魅力的な栄養素は筋の部分に多く含まれているので、苦手でも捨てずに意識して食べた方が良いでしょう。
塩分や余分な水分の排出に役立つカリウムは、ダイエット目的でバナナを食べるのに十分な理由です。
水分の摂取で太るいわゆる水太りは体質的なものですが、カリウムを摂取することで足回りがスッキリとします。
水分を控えるのは良くありませんし、体内の働きが鈍って余計に太ることになり得ますから、水分を取りつつ上手く排出することが大事です。
それだけに、カリウムの含有量が豊富で食物繊維も沢山含まれている食品は狙い目です。
食物繊維は便秘を解消してくれますから、継続的に摂取することでむくみ改善と合わせて目に見える変化があらわれるでしょう。
摂取しつつ運動にも取り組むことで脂肪燃焼が促進されますし、腹持ちの良さから食べ過ぎを防いで痩せられるなど、一石二鳥以上の効果が得られます。