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▶️障害年金の申請は自分で行う?それとも社労士に依頼する?
障害年金の申請をしたいと考えている方の中には、自分で行なった方がよいか、それとも社労士に依頼した方がよいか決めかねているという方もいることでしょう。
原則として、自分で申請することが可能であり、なおかつ簡単なケースでは年金事務所や病院に数回足を運ぶだけで申請できると言われています。
しかし自分で申請する場合、幾つかのデメリットがあるのも事実であるため、慎重に考慮すべき事柄と言うことができます。
では、障害年金の申請を社労士に依頼することには一体どんなメリットがあるのでしょうか。
何と言っても最大のメリットは、自分で行なった時に生じかねない失敗を避けることができるという点です。
幾つかの事例が示す通り、自分で申請した場合、年金の受給ができなくなってしまうことがあると言われています。
中には、まずは自分で行なってみて、仮に受給できないようであれば後から依頼をすればよいのではないかと考える人がいるかもしれません。
しかしこの方法では、最終的に年金の受給はできるものの、受給開始が遅くなって受けられるはずの年金の一部が受け取れないといった結果になることがあるのです。
こうした事態を避けるためには、やはり専門家に依頼することがお勧めです。
また、自分で申請して失敗した場合に生じ得る最悪のケースは、年金事務所にその情報が残ってしまい、その後専門家が申請したとしても申請が通らなくなってしまうというものです。
こうした事態が生じるのは稀であるとは言え、現実に生じ得ることであるため注意が必要でしょう。
▶️社労士などの専門家に依頼すればロスを回避できる
障害年金の申請を自分で行なう代わりに依頼する別のメリットは、ロスを回避できるというものです。
たとえ自分で行なった申請が通って無事年金を受給できたとしても、実際に受け取るまでにたくさんのロスが生じていると言えます。
例えば、年金事務所や病院に何度も出かけて行く必要があったり、書類の訂正を指摘されて何度も書き直す必要が生じるかもしれません。
こうして申請そのものが遅れてしまうことはよくあることです。
それに対して、最初から専門家に依頼するなら、こうしたロスを避けることができるのです。
報告によると、自分で行なったために本来よりも三か月以上遅れてしまったという結果も出ています。
こうしたロスを回避するためにも、自分で行なわず依頼したほうが知恵のであると言えるでしょう。
社労士に障害年金の申請を依頼することから得られる三つ目のメリットは、ストレスをかなりの程度軽減できるということです。
既にご説明した通り、自分で行なおうとする場合、何度も足を運んだり書類の書き直しを何度も病院側にお願いする必要が生じます。
こうした事柄は多くの人にとって非常に大きなストレスとなるものです。
このような面でストレスを感じることなく必要な手続きを済ませたいと思うのであれば、やはり専門家に依頼するのが最善です。
▶️更新の相談も行なうことができる
また、障害年金の申請を社労士に依頼することから得られるもう一つのメリットは、更新の相談も行なうことができるという点です。
基本的に言って、人工透析や精神疾患などの傷病のため受給できることが決まった場合、それで終わりというわけではありません。
一年後もしくは二年後にもう一度診断書を提出し、継続して受給できるかどうかの審査を受けることになっています。
このように、一旦認定された後も更新について相談できると言うのは実に心強いことであり、大きな安心感を与えるものとなります。
このように、申請を自分で行なうのではなく依頼することには幾つものメリットがあることが分かりました。
では、一体どのように社労士を選んだらよいのでしょうか。
選び方の重要なポイントの一つは、着手金の有無をチェックすることです。
事務所によっては着手金を一、二万円程度必要とする所もあれば、着手金なしとしている所もあるのです。
基本的に着手金を必要としている事務所を利用する場合、申請が通っても通らなくても着手金は依頼した側が支払わなければなりません。
これに対して、着手金がない事務所であれば、申請が通った場合にのみ、支給される年金から支払えばよいため負担は少ないと言えるのです。
▶️事務所全体の体制をしっかり確認すること
また、社労士を選ぶ際に考慮しておきたい別の点は、事務所全体の体制をしっかり確認することです。
例えば、専門家と呼べる人が一人しか在籍しておらず、ほとんどがパート社員で構成されているような事務所であれば、この一人が外出している間は相談できなかったり電話が繋がらなかったりすることさえあるかもしれません。
事務所に何人かの有資格者が在籍している所を選ぶのがベストでしょう。
特に、障害年金の申請という、専門的な知識に基づく判断を必要とする分野であるため、資格のある職員が相談業務を行なっている所を選ぶのがお勧めです。
こうすることによって、安心して申請に関する手続きを依頼することができ、実際的な援助を得ることができるからです。
最終更新日 2025年5月20日 by lesmed